なンか、以前から捏造ギリギリのところで（というか、この番組は科学番組ではないから、すりかえてもバラエティですという言い訳がたつ）なりたっている、某デジタル放送に切り換えた時には全国民世帯から寺銭をまきあげてしまうぞNHKで、放送中の「ためしてガッテン」という番組が話題らしい
J-Castが流す所では
「水よりお湯の方が早く凍る！」 「ためしてガッテン」実験は本当か
http://www.j-cast.com/2008/07/26024115.html
ということですが…ここで言われているムベンバ効果は、昔から「マユツバ」もので有名な理論
確かに「冷凍庫」に高温の湯を入れると早く凍り始める…これは事実ですが、ただしこの前提条件として、市販の「冷蔵庫／冷凍庫」がキーワードです
一般に、冷凍庫／冷蔵庫にはセンサがついていて、設定された温度になるように稼働します
さて、そこに「高温」の物体が入ったらどうでしょう？
センサは庫内の温度が高くなるのを感知して、設定された温度になるように「通常よりも低温の冷気を発生」させるのではないでしょうか？
エントロピー保存の法則をだすまでもなく、高温のものを「冷やす」為にはより冷気が必要な訳で、完全なPID制御ができているわけではない、一般の冷蔵庫／冷凍庫では過剰に冷却されるという事も考えられるわけです
冷蔵庫のドアを長く開けていると、その後（庫内を冷やす為に）電気代がたくさんかかる…というのと同じ理由ですね
確かに、気化熱や不純物…という観点はあると思います
ですが、例えば車の一般的な冷却液に使われている不凍液は、不純物を極力取り除かれた「純水」に近いものです…そこで考えるに、不純物がない方が「凍りにくい」ということですね
そうすると、沸騰させた湯の方が凍りにくいのはあたりまえ
ならば、早く凍り始める原因は分子構造云々ではなく、外部にあるということではないでしょうか
番組内で言っているような、「分子構造の変化」をいうのなら、この実験を確実に実証するには、巨大な冷凍室（食肉や魚を冷凍保存させるようなもの）で、沸騰させた湯と常温の水を同時に放置するとか、またその場合も、周囲の温度変化を最小限にとどめる…という必要性があるでしょうね
いいわけのように、気化熱や対流による冷却状態になるのをさける必要があると思うのですが…
もっとも、冒頭にも書いたように、この番組は「科学番組」ではないので、そんな検証をするとは思えず、まぁせいぜいみのもんたの言うような、これを食べれば健康になる…程度の冗談ぶくみなバラエティと見るべきなのでしょうね
キチンとした「科学番組」がなくなって久しいTVですが、こういう「科学的」に検証された（捏造は論外）事実を放送するする必要が一番あるのが、
公共放送を自称するNHKだと思うのですが
地デジ、地デジとかびすましい裏側で、どうも「統制」や「利潤巻き上げ」の組織再編にうごいているNHKの明日はどこにあるのでしょうね
あ、地デジになって利権／権利やコピワンで問題になった場合に、まっさきに槍玉に挙げられるのはきっと「出資者」の先兵である「NHK」ですよ
まぁ某T豚Sとか毎○とか捏造放送局は多いのですが、こと地デジに関してははっきりいって、「表に出ない利権」がまだまだ埋まってますよ
さて、３年後アナログ地上波が停波されたあと、訴えられるのはどこの局でしょうね…実際に存在しているかどうか不明な「B-Cast」だけではないと重いますよ…
