2008-09-22

FictionとNonfictionの境界

「闇の子どもたち」という映画が先日封切りされました
タイでの人身/臓器売買をテーマにした映画です
この映画がタイの「バンコク国際映画祭」で上映中止になりました


このニュースだけを見ると、少し違和感があるかもしれません
ヒトの生死やその臓器を使ったビジネスに嫌悪感を覚えるヒトも多いと思います

その前に…
この映画はあくまでも「小説」を元に製作された「フィクション」だということを前提にしておかなくてはなりません
一部メディアではこの内容を「ノンフィクション」として紹介しているようです
そしてそれを信じ込んでいる人たちもいるようです
これはかなりマズイ状況では?
確かにタイの暗部と言われる部分では、そういう話もきかれるみたいですが、そういう暗部はどの国にでも(悲しいが)見られる事
この映画で、さも「本当」の事のように描かれているのとは違う

なにしろ後援が、日本ユニセフに毎日新聞ときたヒには、○○が前提としか思えないではないですか
(日本ユニセフはユニセフにいくらかの協力金は払ってはいるものの、組織としてはまったく別物 関係ないみたいですよ 募金する時には気をつけてくださいね 国連のユニセフに募金する時は「黒柳徹子」の口座のみが本当のようです だから某ドラえもんとかに募金するくらいなら、黒柳徹子がキライでもこちらに 毎日新聞にいたってはいわずもがなですが)

ここに書かれていることが全てではないでしょうし、見えない所はあるでしょうが、心臓移植という、どう考えても難易度も高く危険も大きい手術が、簡単に闇医者でできるとは思えません


毎年、アメリカで移植手術を受ける為というお題目の元、何億という募金を集めるようなコトをしなくてはいけない移植状況がおかしい訳で、その部分については問題提起となるかもしれません
ただ、かわいそうだとかに流れてしまうようだと全く意味はありませんが
上記の募金にしても「シヌシヌ詐欺」とまで言われるような状況ができ上がっている現在、善意がどこに流れて行くのか見極めていかなくてはならないのでしょうね